1955年,糸川英夫博士により秋田県道川海岸(旧由利郡岩城町)においてペンシルロケットが打ち上げられ,秋田県はロケット発祥県と呼ばれています.2015年はペンシルロケット打上げから60周年に当たります.その記念すべき本年,ペンシルロケットから始まった日本の宇宙開発を振り返る講演会および特別展示,ならびにモデルロケットを教材とした体験型授業を,道川海岸が所在する由利本荘市において実施します.講演会は2部構成とし,第1部ではペンシルロケット開発の経緯,ペンシルロケット打上げ実験の概要,ならびにそれらが現在の秋田県における宇宙関連活動へと展開した経緯などに関する講演を,小中学生にも分かりやすい内容で実施します.第2部ではペンシルロケット開発当時を知る関係者に登壇いただき,パネルディスカッション形式で当時の様子を振り返ります.特別展示ではペンシルロケットに関連する物品およびパネルなどを用いて,日本の宇宙開発の歴史を視覚的にも分かりやすく解説します.モデルロケット製作教室は対象を主として小学生とし,ロケットが飛翔する原理などを説明しながら実施します.また科学工作教室を併せて実施します.本イベントではこれらの実施内容を通して,主として秋田県内の幅広い年齢層に対して日本の宇宙開発が秋田県から展開していく様を解説し,宇宙開発における秋田県の重要性を再確認するきっかけを提供します.なお,本事業は一般財団法人秋田県職員互助会平成27年度公益事業助成事業として実施致します.
催事名称:ペンシルロケット打上60周年記念 「ぼくもわたしもロケッティア!」
開催日時:平成27年10月17日(土) 10:00~16:00 岩城会館(秋田県由利本荘市岩城内道川字新鶴潟50)
参加対象:秋田県全域の小中高生とその家族
主 催:一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム
協 力:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA),国立大学法人秋田大学
後 援:秋田県,由利本荘市,由利本荘市教育委員会
特別講演「道川から始まった日本のロケット開発」(日本海の間,13:00~14:00)
講師 阪本 成一先生(国立天文台チリ観測所・教授)
東京大学大学院博士課程修了.博士(理学).専門は電波天文と科学コミュニケーション.前任のJAXA宇宙科学研究所では宇宙科学研究の広報普及を統括.現在もペンシルロケットなど日本の宇宙開発史の調査を進めている.

パネルディスカッション「60年前の道川海岸/秋田ロケット実験場を語る」(日本海の間,14:30~15:30)
司会 阪本 成一先生(国立天文台チリ観測所・教授)
パネリスト JAXA能代ロケット実験場 石井 信明 場長,安田 誠一 前場長,三浦 秀夫 氏

やってみよう!身近にあるモノから宇宙を感じる工作体験教室「モデルロケット製作打上体験」
(鶴潟の間,1回目10:00~,2回目14:30~)
※製作時間60~90分,参加無料,各回先着30名程度

展示・体験コーナー「ペンシルロケットと日本の宇宙開発史」(10:00~16:00)
ペンシルロケットと日本の宇宙開発史パネル展(協力:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構JAXA)
科学工作教室(協力:国立大学法人秋田大学大学院工学資源学研究科附属ものづくり創造工学センター)
一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム(秋田大学大学院工学資源学研究科附属ものづくり創造工学センター気付)
〒010-8502 秋田県秋田市手形学園町1-1 TEL,FAX:018-889-2806 E-mail:pub@mono.akita-u.ac.jp
 
主催:一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム
協力:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA),国立大学法人秋田大学
後援:秋田県,由利本荘市,由利本荘市教育委員会